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「ぎふロケツーリズム協議会 地域×制作者商談会」が開催されました!

2022.11.24
 2022年11月2日(水)に都内にある都道府県会館にて、「ぎふロケツーリズム協議会 地域×制作者商談会」が開催されました。
「ぎふロケツーリズム協議会」とは、県内での地域間連携を深めより円滑なロケ対応を実施することを目的に県内13 の地域が参画する団体として2019年に発足しました。発起人である岐阜県飛騨市の都竹市長、現在の事務局を務め県内のロケ誘致を主導する岐阜市の柴橋市長を筆頭に、さまざまなサポートを通じて映像制作者の皆様をご支援したいと考えている自治体が揃っています。

 その「ぎふロケツーリズム協議会商談会」当日の様子についてお伝えしていきます。
 今回の「ぎふロケツーリズム協議会」は、6名の映像制作者を有識者として招聘しました。

【参加した映像制作者の皆さま】
松たか子主演映画『ラストレター』髙橋正弥プロデューサー
佐藤浩市主演映画『サイレントトーキョー』小柳智則プロデューサー
剛力彩芽主演映画『ペルセポネーの泪』源田泰章監督
岸谷五朗出演CM『サントリーウイスキー』映像ディレクター 熊野智晃氏
玉山鉄二出演映画『今はちょっと、ついてないだけ』松田義正プロデューサー
杉咲花&岩田剛典主演映画『パーフェクトワールド』柴山健次監督

【第1部】 セミナー/自治体・制作者 紹介(13:30~15:00)

 商談会の基本は、お互いのニーズの「マッチング」。そのために不可欠な互いの情報交換を目的に地域制作者ともに自己紹介を実施。自治体からは、地域のプレゼンも踏まえつつ、今回の参加の経緯やロケ実績について話していただきました。一方で映像制作者からは、求める地域像や現在抱えている企画案件について紹介していただきました。

 続いて、一般社団法人ロケツーリズム協議会会長、藤崎慎一氏より「ロケツーリズムとは」という基本的なお話から、権利処理や、様々な地域の事例、ロケツーリズムの目指すところやロケ対応のノウハウなどをお話頂きました。

 冒頭では、他地域の先進事例として愛知県幸田町と長崎県島原市を紹介。その後、岐阜県内で先頭を走っている飛騨市の事例を紹介。映画『君の名は。』での権利処理の失敗談、各ロケ地で観光客に喜んでもらうために工夫した例などを紹介しました。

 どの事例もロケが来て終わりではなく、その後の“活用”が重要であることを説明しました。また、効果の目的やターゲットによってアプローチも変わってくることを知り、参加者からは「ロケツーリズム」を深く学ぶ場になったと感想をいただいています。

【第2部】 商談会(15:00~16:30)

 第二部では自治体ごとにテーブルを分け、そこを制作者がまわる形式で商談会が実施されました。

 制作者の中には、具体的なストーリーやイメージ写真・時代設定がある方、来年クランクイン予定の企画書を持ち込み提案する方など、本気でここで決めたい、という意思が感じられました。その勢いに負けじと、自治体もそれに合った場所やイメージの提供を行っており、とても有意義な時間であったように感じました。

 その場で解決しない事項については、互いにイメージを持ち帰り後日メールでやり取りをしているとも伺っています。また、地域が課題に感じている点が、実は映像制作者としてはさほど気にならないというやり取りもありました。このようにじっくりと話すことで解決できる問題もあると感じられました。

写真:商談会の様子

まとめ(16:30~16:50)

 経験が浅い羽島市と養老町では実績がありませんでしたが、「映像制作者の生の声を聞くことができ大変貴重の場であった」という声を頂きました。

 しかし課題も残っています。ぎふロケツーリズム協議会として会を設けているが、地域ごとに差が見られたり、地域同士の連携が十分に確立できおらず、まだ個々の集合体になっているようにも感じる面もありました。今後、自身の地域では対応出来ない作品があれば、他地域を紹介できれば、ぎふロケツーリズム協議会として、より大きな価値を生む可能性を大いに感じました。

 今回のこの協議会で得たことや今後ロケツーリズムを推進していく上で上司、首長への報告を迅速にすることがカギになってくると話にありました。まちを動かす大きな力を持つリーダーにどのように伝えていくか、そしてその方々がどのように行動していくのかが「ロケツーリズム」には大きなカギになってきます。

 

◇制作者の感想
プロデューサー 高橋正弥さん
関東圏内、長野、愛知の撮影情報は色々と入ってくるが、岐阜県の詳細情報はこれまでもなかなか入ってこなかったので参加して良かった。各地域と時間をかけて話をし、予想以上に求めているロケ地に近しいものと出会い、収穫があった。
岐阜県内でも地域によってアクセスの良し悪しの差はあるが、今回のように県としてこのような取組みをしてくれるのはとても助かる。

プロデューサー 松田義正さん
それぞれの地域の受入れ条件やロケ地を聞くことができ、ポテンシャルを感じた。
要望を言うと、“岐阜県で連携”という形があるので、自身の地域にない画を他の地域であれば撮影できる、など連携した情報があればより良い。

映像ディレクター 熊野智晃さん
このような会は初めて参加したが、内容自体とても新鮮で非常に参考になった。
今回の岐阜県でも既に実績がある飛騨市、岐阜市と、これから実績をあげていきたい羽島市、養老町など、後半の商談会で話が聞けたのが良かった。

最後に

 「ロケツーリズム」の可能性は無限大です。また、映像に残ることはあくまできっかけにすぎない。使われるまでにどのように行動するか、また映像に残った時、どのような行動をするかで、結果は大きく変わります。

 横連携の強み、ロケ地提案の奥行き、サポート体制の補強など、自治体が繋がることで、自身の地域のみならず他地域の可能性も広げ、互いを豊かにしていく。

 「ここにはないから諦めてもらう」ではなく、「あそこならある」を提供できる。そんな可能性を秘めるのが「ぎふロケツーリズム協議会」であり、それはどの地域でも作ることができる、可能性を広げることのできる取り組みです。

 興味があってもロケ誘致に踏み込めない地域や自地域だけではうまくロケ誘致をできていない地域が、他地域と連携を持つことで、自地域にも他地域にも制作者にも喜ばしい取り組みになればいいなと強く思っています。

このページに関する問い合わせ先

「ぎふロケツーリズム協議会」はじめ、ロケ協力組織のある地域のお問い合わせはロケなび!事業部まで、お気軽にどうぞ♪

TEL :03-5157-0567

※「ロケなび!」とは http://locanavi.com/about/※「ロケツーリズム」とは https://locatourism.com/about/
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