◇日時:2023年2月16日(木)
◇場所:リーガロイヤルホテル東京
◇内容:ロケツーリズムフォーラム(事例紹介・LTC認定式)
授賞式(ロケツーリズムアワード・ロケーションジャパン大賞)
ロケツーリズムフォーラム
まず、各地域・企業の2022年度のロケツーリズム実績を発表する【ロケツーリズムフォーラム】を実施。
ロケツーリズム協議会で習得したノウハウを生かし、ロケ実績を活用している沢山の事例が紹介された。
2022年度は観光業界も少しずつ回復の兆しが表れ、ドラマ・映画やバラエティ番組のロケ地への聖地巡礼も再開し始めた。来年度は旅行者増加が加速することを予想して、さらなる観光誘客を目指している。
続いて、【LTCマーク認定式】を行った。
LTCマークとは、制作者が安心してロケができる場所であることを保証するマークのことだ。制作者がたびたび現場で直面する、窓口のたらい回しや写真の無断使用問題について、協議会のセミナーでノウハウを習得した個人・団体に授与される。このLTCマークを取得した地域・企業では、官民一体で撮影に協力的であることはもちろん、作品の宣伝やPRにも協力するなど、視聴率や興行収入の向上にまで貢献してくれる。
今回の認定式では、30団体、個人ではロケナビゲーター29名、ロケエディター10名の合計39名が認定された。
写真:LTC認定式のようす
授賞式
【2022年度ロケツーリズムアワード】
ロケツーリズムアワードとは、受け入れた作品を一過性で終わらせず、ロケ地の<その後の取り組み>で成果を上げた地域・企業を観光庁が選定・表彰する賞。
地域大賞:静岡県西伊豆町
選定理由の一つ目は、官民一体のロケ受け入れ体制を確立したことで、ロケ実績が2020年から約3倍に増加したこと。二つ目は、ドラマ『金田一少年の事件簿』のセットを譲り受けて黄金崎クリスタルパークにて展示するなど、受け入れたロケ実績を活用して観光資源にすることで、作品の放送が終わってもファンの誘致を行っていたことが評価された。
この受賞を受けて西伊豆町長・星野淨晋氏は、
「この地域大賞の名に恥じぬよう、今後も地域を上げてロケを誘致するとともに、ロケにお越しになったスタッフの皆様方が気持ちよく撮影できるように取り組んで参ります」
とコメントした。
同社は、2022年度からグループのロケ窓口を一本化して、ロケ受け入れを本格化した。さらに、全国の地域と連携して共に発展することを目的とした「地域共創プロジェクト」も始動し、地域に貢献するとともにオリックスグループのファンを創出した。
特に今年度はドラマ『雪女と蟹を食う』がオリックスグループの3施設にて撮影されたことを受け、ドラマとタイアップした特別な宿泊プランを用意するなど、地域と一体となったプロモーションを行い多くのファンを集客したことが高く評価された。
オリックス・ホテルマネジメント株式会社の取締役社長・似内 隆晃氏は、
「ロケツーリズム協議会に参加し、LTC認定試験も受けながら、組織立ったロケ誘致などの努力をした結果、こういった大きな賞をいただけたことは非常に嬉しく思います。これからも、地域活性に繋がる情報発信などを行い、少しずつ貢献していきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします」
とコメントした。
【第13回ロケーションジャパン大賞】
この1年に公開・放送された作品の中で最も地域を盛り上げた作品と地域を表彰
<審査基準>
◎10,000人の一般アンケート
◎4つの基準による編集部審査
◎有識者による審査
↓↓↓詳細はこちら↓↓↓
https://locationjapan.net/newss/lj13/
写真:LJ大賞受賞者
まとめ
3年ぶりの完全対面開催となった本フォーラムには、200名を超える地域・企業が集まり、大盛況となった。コロナ下も終わりの兆しが見え始め、来年度からはロケツーリズムがさらに活発化することが予想される。コロナ下で培った知識を活用して、さらなる地域活性を目指そうとする参加者の熱意が伝わってくる場になっていた。