先日2月20日にロケなび!が協力をしている『第10回ロケーションジャパン大賞授賞式』が行われました。
この授賞式では、監督やプロデューサーとロケ受け入れを行った地域関係者に、その年「ロケ地×作品」として盛り上がった作品・地域を表彰しています。
『ロケーションジャパン大賞』とは?
受賞者のみなさま
当日は約250名以上のロケに積極的な地方自治体・民間企業の方が集まり、名刺交換などを通じ、ご来場いただいた映像制作者の方々が常に情報収集していらっしゃる「ロケ場所」の相談などが行える場にもなりました。
受賞後コメントには、ロケ場所の裏話が聞けるなどと、地域の魅力が盛り沢山語られました。
左より、プレゼンター毎日新聞 猪狩さん、特別賞「今日から俺は!」福田監督、栃木県足利市の皆様
以下、当日参加された映像制作者の受賞時コメントです。
監督受賞コメントより ロケ地について
武内英樹監督
基本的にロケハン大好き。『テルマエ・ロマエ』とか、『のだめカンタービレ』だとイタリア、パリ、ウィーン、温泉行ったり、楽しかった。埼玉で何もないというテーマで、ひたすら何もないところを探し続ける日々は史上最高につまんないロケハンだった。(笑)
福田雄一監督
ドラマは1980年代の設定。足利はいい感じに発展してなくて、昭和のたたずまいが残っていた。劇場版の撮影では、ドラマで役者が売れたので人だかりも覚悟したが、非常にのびのびとロケできた。足利のそういう無関心なところも協力的だった。(笑)
犬童一心監督
原作が姫路城だったので、姫路城に断られたらどうしようと思っていた。ロケハンに行ったときに、隅から隅まで見せてもらい最後にどこでも撮っていいですと言われた時はそんなことはほんとないので驚いた。
藤井道人監督
温かい食べ物があり、鹿角市のサポートがありがたかった。映画館がない鹿角市に映画を届けに行ったり、DVDが出たら報告に行ったり。撮影を通して、人と人で繋がることができた。
末次成人監督
3年間備前の住民、作家さんと共に作り続けた映画でした。
佐藤信介監督
中国舞台の作品だが、結構日本のロケ地を使った。ちょっと違う、一風変わった中国の歴史作品を撮ろうということで、なにか違う雰囲気を出せないかと、積極的に日本のロケ地を使った。
受賞作品×地域
●グランプリ:映画『翔んで埼玉』×埼玉県
●準グランプリ:連続テレビ小説『なつぞら』×北海道十勝エリア
特別賞
●撮影サポート部門:映画『七つの会議』×神奈川県綾瀬市
●行楽度部門:映画『引っ越し大名!』×兵庫県姫路市
●地域の変化部門:映画『デイアンドナイト』×秋田県鹿角市
審査員賞
●映画『ハルカの陶』×受賞地域:岡山県備前市
監督賞
●映画『キングダム』佐藤信介監督
ロケなび!主催『ロケツーリズム協議会』とは?
ロケなび!では、ロケ地を探している制作者からどこに相談したらいいのかと相談を常日頃受けつけています。
トップ(市長や町長)が積極的だとロケ地の交渉もスムーズに行え、今までになかった画を撮るための協力体制があると助かりますよね。
ロケなび!・ロケーションジャパン主催のロケツーリズム協議会では、そういった場を設けており、次回は下記日程に行う予定です。
●次回トップとロケ地の相談ができる場●
2020年5月22日(金) 開催予定
ロケにお困りの映像制作者の皆様、オールロケには欠かせない宿泊・食など、金銭的な相談も可能なので是非、ご参加ください。
詳細は追って、ご連絡させていただきます。
以上です。
ロケなび!編集部