岐⾩県は現在、⼤河ドラマ「麒麟がくる」の舞台になるなど、全国から⼤きな注⽬を集めており、岐⾩の魅⼒発信や観光PRに⼒を⼊れています。
また、連続テレビ小説「半分、⻘い。」の舞台地となった恵那市や、映画「君の名は」で⼀躍有名となった⾶騨市などのように、映画やドラマなどのロケ地を活⽤した観光誘客や地域の活性化に⼒を⼊れています。
このような盛り上がりを迎えている中で、今回、1⽉17⽇〜19⽇の2泊3⽇で、岐⾩県が主催する“ロケハンツアー”が開催され、映像制作会社やロケーションコーディネーターの方々を岐⾩県へ招き、多くのスポットを巡っていただきました。
本年7⽉に“関ケ原古戦場整備記念館”が開設される関ケ原町をスタートし、県内を北上して、⾶騨市が最終⽬的地となる、盛りだくさんのツアーとなりました。
施設全体で何通りもの撮影が可能!映画やドラマに使い勝手◎「長良川国際会議場」
設計は世界的に著名な建築家の安藤忠雄氏。岐阜県岐阜市にある国際会議場兼多目的ホール。
巨大な卵を抱いたかのような外観は、ひときわ異彩をはなっています。岐阜都ホテルに隣接。
屋上庭園、広々としたホール、屋上のガラスの塔から自然光が流れ込む市民ギャラリーなどゆとりある空間が多数あり、一度に様々な撮影が可能です
音楽のPV撮影や戦隊モノの撮影に!天然記念物「飛水峡の甌穴群」
JR高山本線上麻生駅の東約600mの飛騨川に架かる上麻生橋から上流約2kmの間の峡谷「飛水峡」。
付近一帯は古生代のチャート層の岩石段丘で、チャート層の褶曲構造も複雑であり、段丘の甌穴(ポットホール)の規模や形態も多種多様。
自然でしか表現できない環境は、アーティスティックなミュージックビデオにおススメ。
また、山に囲まれているので、音出しを気にせず使えるのも良い。
地元の協力体制、風情残る美しい街並み「飛騨古川」
飛騨古川駅周辺はコンパクトに街がまとまっており、白壁土蔵の街並みが美しくフォトジェニック。
古民家を改装して風情ただようカフェや宿にしている物件も目立ちます。
道路も封鎖して撮影ができるなど、飛騨市役所と地元の官民一体となった連携、ロケの受け入れ体制も万全。
飛騨市神岡町へ行くと、鉱山が閉鎖した今も、かつての繁栄の名残が残ります。
昭和の時代の作品を撮るには注目のスポットです。
ロケハンツアー参加者の声
●参加したことで、検索しても出てこないようなロケ地として魅力的な場所を見ることが出来た収穫は大きい。県内にはそういった場所がまだまだありそうな気がしている。
映画製作者やロケーションコーディネーターに「まずは知ってもらう」というのは非常に大きいと思う。
●地域にもよるが、撮影に協力的な街もあり、とくに施設でロケに使用できる場所はポテンシャルの高い場所が多かった。
東京からの距離を考えると、その土地で複数個所ロケ地として使用できる場所があると、今後活用頻度が増えそう。