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プロデューサーインタビュー

2016.05.10

昭和歌謡1000曲から選曲!?笑って泣ける家族愛のコメディ映画

プロデューサー畠山直人

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  • ――キャスティングの決め手になったのは何でしょうか。

     20歳のかわいらしさはもちろん、コメディ作品に要求される高い演技力、説得力のある歌声など、主人公・節子に求められる素養のハードルは、非常に高かったです。そんな中、多部未華子さんが舞台で歌っている姿を水田監督が見ていたことが決め手となりました。多部さんには3か月に及ぶ歌唱レッスンを受けて頂き、作品に入って頂きました。

     また倍賞美津子さんが演じるカツと節子のキャラは一貫性がなくてはいけないのですが、同一人物がゆえに多部さんと倍賞さんの共演は皆無。そんな中、倍賞さんには役作りの多くに貢献して頂きました。多部さんも、自分の出演がない時に倍賞さんの演技を見に来たりして、すり合わせていくことでカツ(節子)が完成していきました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ――
  • ――今回重要なポイントとなるのが歌謡曲。美空ひばりや坂本九など名曲ぞろいですが、選曲でこだわった点はどんなところですか?

     年配の世代には懐かしく、若い世代には新鮮に聞こえる名曲を選ぶため、60~70年代の曲を1000以上は聞きました。多部さんが歌うことも想定しつつ、メロディはもちろんですが、特に歌詞が物語にリンクしているかに注目して選びました。また音楽プロデューサー小林武史さんに参加して頂き、過去の名曲をバンドサウンドにアレンジしたり、オリジナル楽曲も提供して頂きました。若い方にも目と耳で楽しんで頂けると思います。

    ――ポップでキュートな多部さんにぴったりで印象的な衣装たち。多部さんだけで何着くらいご用意されたんですか?

     衣装においてもレトロでありながら、今の若い人たちが見てもかわいいと思えるように気を付けました。全部で20着以上登場する1950年~60年代の衣装は、柄×柄やカラフルで奇抜なデザインのものも多いのですが、倍賞さんのアイディアも取り入れさせて頂きました。オードリーヘップバーン風の衣装やヘアメイクも含め、当時のカツがやりたかったオシャレとして、衣装部と監督が選びました。

  • ――ザ・下町感あふれる印象的なロケ地が登場しますが、ご苦労された点やエピソードはありますか?

     水田監督の「下町を舞台にしたい」という思いに応え、制作部が見つけたのが日本で二番目に古いと言われている新御徒町にある佐竹商店街でした。決め手は、印象的な神社がいい位置にあったから。実際にロケ地からインスピレーションを受けた監督はロケハンを進めながら、脚本を推敲していきました。写真館から出てきた節子がひったくりに遭うシーンはその過程で追加されました。

     ロケ地探しの中で最も苦労したのは銭湯。制作部が都内すべてをロケハンし、東京都足立区にある江北湯に決定しました。昔ながらの銭湯は、現在も営業しているのでロケ地としても楽しめますよ。

     他にも倉庫を基にしたカフェやライブ会場は新木場にあるスタジオコーストなど、東京を中心に様々なロケ地が登場しますよ!

    ――ありがとうございました。
INFORMATION

映画『あやしい彼女』

(STORY)

 毒舌でおせっかいな73歳、瀬山カツ(倍賞美津子)は、 女手ひとつで娘の幸恵(小林聡美)を育て上げた苦労人。娘との些細な喧嘩がきっかけで家を飛び出したカツは、引き寄せられるようにとある写真館へ。すると、そこで写真を撮った彼女は、20歳の姿に変身。麗しい容姿を取り戻したカツは、名前を大鳥節子(多部未華子)と変え、失った青春を謳歌し始める。ある日、節子は商店街主催ののど自慢大会で得意の昭和歌謡を熱唱。その歌声に聞き惚れた孫の翼(北村匠海)に、自身のバンドのボーカルとして勧誘された節子は、歌手になる夢を追いかける。

 

監督:水田伸生 脚本:吉澤智子

出演:多部未華子、倍賞美津子、要潤、北村匠海、

金井克子、志賀廣太郎、小林聡美 ほか

4月1日(金)より全国ロードショー

(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION

 

畠山直人(はたけやま・なおと) プロデューサー

1974年生まれ。秋田県出身。99年に日本テレビに入社し、06年に映画事業部へ。09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」でプロデューサーデビューを果たす。そのほかのプロデュース作品に「潔く柔く きよくやわく」(13)、「イニシエーション・ラブ」(15)、「さらば あぶない刑事」(16)などがある。

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