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制作者インタビュー 前山浩二さん①

2015.03.12
制作部
フリーランス 制作部
前山浩二 さん
代表的な作品
CMHONDAジェイドCM/HONDAフリードCM
Q今回は数々の有名なCMを担当して11年目、前山浩二さんにお話を伺います。
実は大学卒業アスリートだった前山さん。なぜこの業界に入られたんでしょうか?
僕、若い時はアスリート(競技はボート。国体出場経験も有り)だったんです。ずっと本気でスポーツをしてきて、大学卒業が迫っていざ将来を考える局面に立った時、何の仕事に就いたらいいのか?それはそれは悩んだんです。
悩み抜いた末、言葉や歌で自分を伝える「ミュージシャン」に強く惹かれていきました。かといって楽器が出来るわけでもないのですが。笑

様々な出会いの中から、友人(ジャパハリネット)のメジャーデビュー楽曲のプロモーションビデオを監督することになって・・・。
その経験に強く心を動かされ、まず音楽業界に足を踏み入れることになりました。
Qその後タワーレコードに所属。今や日本を代表するアーティスト Superflyのメジャーデビューのためプロモーション活動に明け暮れる日々を過ごすことに。 ジャンルの異なる世界での活動は、当時を振り返っていかがですか?
上京したはいいがどうやって宣伝するか?どうしたらいいのか?右も左もわからないけど、とにかくやるしかない。
世間では配信音楽の開拓がはじまって、彼女たちはドンドン軌道に乗っていきましたが、当時甘い声も多くあってその見極め方に悩みました。
20代前半、若かった僕は毎日反省ばかり。でもその反省のおかげで、もっと経験を積み極めないとダメだ!と強く感じました。
「伝える=宣伝」を極めていくため決意してCM業界に行きました。
今年で11年目に突入に突入します。
Q音楽業界でも素敵な出会いがたくさんあったおかげで、心身ともに成長された前山さん。 新たなステージに移られ現在も活躍中ということですが最近のお仕事エピソードをお聞かせてください。
これから愛媛県の双海町へCM撮影に行きます。
今回のロケ地は『現在も使用している木造校舎で、かつ各学年2名程度の小学校』を探してほしいと、オーダーがありました。ネットでロケ地を探していたらこの町の小学校に行きつきました。
築80年の素晴らしい木造校舎で、教育委員会や学校に連絡を取って一人でロケハンに行ったんです。
ものすごく田舎で、実は小学校も全校生徒15人という現状。
ロケハンしている時に校長先生から、「普段の学校では教えられない事がある」「子供たちに少しでも夢を与えて欲しい」と言われ、自分は「子供たちに夢を与えることができる」仕事をしているんだと改めてこの仕事を誇らしく思ったんです。
ロケ地が決定して、プロデューサーにそのことを伝えたら、監督にもメンバーにも伝わって、子供たちに「大人の本気」を見せよう!と動き出しました。
撮影方法もわざわざフィルムカメラで撮影するなど、15人の子供たちにカッコいい背中見せよう!と盛り上がっています。
このロケがきっかけで子供たちのために課外授業をして欲しいなんて話も学校からでているんですよ。

凄い出会いですね!そもそもCM自体、色々な制約が多いかと思います。なぜそんな素敵なことができるのか。
続きは、インタビュー②で!
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