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ホーム > 映像関係者の声 > プロデューサーインタビュー > ジャンル分け不可能!異色コンビが挑む新感覚ミステリー

ジャンル分け不可能!異色コンビが挑む新感覚ミステリー

2016.03.30
プロデューサー
川田 亮さん

茨城県出身。2004年 東映芸術職プロデューサーとして契約。近年の製作作品は「僕達急行 A列車で行こう」(12)「苦役列車」(12)「ばしゃ馬さんとビッグマウス」(13)「ふしぎな岬の物語」(14)など。

今作の『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は狂言師の野村萬斎さんとお笑い芸人の宮迫さんという異色のコンビが主演ですが、現場でのお二人は様子はいかがでしたか?

 萬斎さんと宮迫さんは初共演ながらとても息が合う様子で、ある地方ロケの際、何とお二人でエキストラさんのために前説まで引き受けてくださったんです! 劇中のマイティーズさながらの掛け合いを生で目撃した方は、かなりラッキーだったと思いますよ(笑)。

今回、野村萬斎さんは現代劇初挑戦ということでしたが、苦労された部分などあったのでしょうか?

 萬斎さんが演じた仙石は人間嫌いで偏屈な役なんですが、物語の中でどんどん変化していきます。そのため萬斎さんは“今の時点ではこのくらいかな?”という風に、役の目盛りの取り具合を慎重にチェックしながら演じていました。それと、油断すると背筋が伸びすぎてしまうので、金子監督にチェックしてもらっていたようです(笑)

車が海に落ちたり小屋が爆発したりといったようなシーンがありましたが

 仙石(野村萬斎)と丸山(宮迫博之)が乗った軽自動車が海に落ちるシーンは千葉県の鋸南町で撮ったんです。車を海に落とすため、漁場を汚さないように油抜きはもちろん、エンジンの洗浄までしました。また、小屋の爆破も漁港で撮影し、燃えた跡に更に木材などを運び込んで美術加工をし、ロケセットを作りました。

ロケ地で言えば、作中のおとぎ話に出てくるような洋館が印象的でした。

 あの洋館は山梨県北杜市のハウススタジオで撮りました。建物と窓越しに見える中庭、森までの距離感など、あのシーンには監督の強いこだわりがあったので、「すべてが脚本のイメージにピッタリ」な理想通りの場所が見つかったことにスタッフ一同安堵しました。

撮影で苦労された部分はありますか?

 北杜市の撮影ではとにかく天候に泣かされました。真夏の撮影だったのですが、始めは熱中症になりかけ、後半は寒くて震えるような日も…。

 何とかスケジュール通りに進めたかったのですが、悪天候で撮りきれず、こぼれた分は後から再度同じ場所で撮影しました。洋館のシーンは過去と現在では全く様相が異なるので、その都度飾り変えをしなければならず、美術班は相当苦労したと思います。

最後に今作の見どころを教えてください。

 『リーガル・ハイ』『探偵はBARにいる』などを書かれた古沢良太さんの脚本による本作は、基本はミステリーですが、笑い、切ない感動などさまざまな要素が絡みます。製作側が言うのも何ですがジャンル分けが難しい(笑)。ただ間違いなく面白い作品となったので、是非皆さんに楽しんでほしいですね。

茨城県出身。2004年 東映芸術職プロデューサーとして契約。近年の製作作品は「僕達急行 A列車で行こう」(12)「苦役列車」(12)「ばしゃ馬さんとビッグマウス」(13)「ふしぎな岬の物語」(14)など。

今作の『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は狂言師の野村萬斎さんとお笑い芸人の宮迫さんという異色のコンビが主演ですが、現場でのお二人は様子はいかがでしたか?

 萬斎さんと宮迫さんは初共演ながらとても息が合う様子で、ある地方ロケの際、何とお二人でエキストラさんのために前説まで引き受けてくださったんです! 劇中のマイティーズさながらの掛け合いを生で目撃した方は、かなりラッキーだったと思いますよ(笑)。

今回、野村萬斎さんは現代劇初挑戦ということでしたが、苦労された部分などあったのでしょうか?

 萬斎さんが演じた仙石は人間嫌いで偏屈な役なんですが、物語の中でどんどん変化していきます。そのため萬斎さんは“今の時点ではこのくらいかな?”という風に、役の目盛りの取り具合を慎重にチェックしながら演じていました。それと、油断すると背筋が伸びすぎてしまうので、金子監督にチェックしてもらっていたようです(笑)

車が海に落ちたり小屋が爆発したりといったようなシーンがありましたが

 仙石(野村萬斎)と丸山(宮迫博之)が乗った軽自動車が海に落ちるシーンは千葉県の鋸南町で撮ったんです。車を海に落とすため、漁場を汚さないように油抜きはもちろん、エンジンの洗浄までしました。また、小屋の爆破も漁港で撮影し、燃えた跡に更に木材などを運び込んで美術加工をし、ロケセットを作りました。

ロケ地で言えば、作中のおとぎ話に出てくるような洋館が印象的でした。

 あの洋館は山梨県北杜市のハウススタジオで撮りました。建物と窓越しに見える中庭、森までの距離感など、あのシーンには監督の強いこだわりがあったので、「すべてが脚本のイメージにピッタリ」な理想通りの場所が見つかったことにスタッフ一同安堵しました。

撮影で苦労された部分はありますか?

 北杜市の撮影ではとにかく天候に泣かされました。真夏の撮影だったのですが、始めは熱中症になりかけ、後半は寒くて震えるような日も…。

 何とかスケジュール通りに進めたかったのですが、悪天候で撮りきれず、こぼれた分は後から再度同じ場所で撮影しました。洋館のシーンは過去と現在では全く様相が異なるので、その都度飾り変えをしなければならず、美術班は相当苦労したと思います。

最後に今作の見どころを教えてください。

 『リーガル・ハイ』『探偵はBARにいる』などを書かれた古沢良太さんの脚本による本作は、基本はミステリーですが、笑い、切ない感動などさまざまな要素が絡みます。製作側が言うのも何ですがジャンル分けが難しい(笑)。ただ間違いなく面白い作品となったので、是非皆さんに楽しんでほしいですね。

作品情報
映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』

(STORY)

物や場所に残った人間の記憶や感情“残留思念”を読み取る特殊能力を持った仙石和彦(野村萬斎)は、極度の人間嫌いで超ネガティブ思考の変わり者。かつてはその能力を使い、半ば強引にお笑いコンビ“マイティーズ”として活動させられるものの、精神をすり減らし、現在はマンションの管理人として人目を避けた生活を送っていた。ある日のこと、元相方の丸山竜司(宮迫博之)のもとに「マイティーズの力で失踪した先生を捜してほしい」という依頼が舞い込み、金に目がくらんだ丸山は数年ぶりに仙石のもとを訪れる。

 

監督:金子修介 脚本:古沢良太 音楽:池頼広 出演:野村萬斎 宮迫博之 安田章大 杉咲花 木村文乃 ちすん 梶原善 福本愛菜 岩田さゆり 北島美夏 峯村リエ 嶋田久作 風間杜夫 高畑淳子

4月29日(金)より全国ロードショー

©2016「スキャナー」製作委員会

http://www.scanner-movie.jp/

 

川田亮(かわだ りょう) プロデューサー

茨城県出身。2004年 東映芸術職プロデューサーとして契約。近年の製作作品は「僕達急行 A列車で行こう」(12)「苦役列車」(12)「ばしゃ馬さんとビッグマウス」(13)「ふしぎな岬の物語」(14)など。

 

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