コロナ下で撮影を行ったと思いますが、苦労された点を教えてください。
主に食事と宿泊です。他の現場でも実施していると思いますが、特に食事については徹底して感染症対策を行いました。黙食の徹底や車内での食事を厳しく禁止しました。撮影終了後もコンビニでおにぎりなどを買って、ホテルの部屋で各自食べるといった形でした。通常であれば、地元のお店でご当地グルメを堪能することもロケの醍醐味だったりするのですが、最近はそういった楽しみ方が出来なくなってしまいました。宿泊は可能な限り少なくなるようにスケジューリングをお願いしたのですが、そのせいで移動などの面で俳優やスタッフにキツイ思いをさせてしまいました。宿泊をする際は1人1部屋を徹底して行いました。
最後に、映像制作者を目指す学生の方や、制作部の若い子に向けて何かプロデューサーとしてのアドバイス等をお伺い出来ればと思います。
強い情熱があれば自分のやりたいことを実現出来る業界だと思います。映画製作は点が集まって線になってその線が画となっていくという過程が物凄く色濃くでる仕事だと思ってますしその中でもプロデューサーという職制は一番最初の点だと思います。忘れないでほしいのが、なぜその点に自分がなろうと思ったのか?そして自分自身どのような画を観たかったのか?は作品の完成から公開まで絶対にブレてはいけないと思ってます。様々な人の意見を聞き方向性を変えていく事は悪いことでありませんが、自分がこういう映画が見たいんだという一番最初に感じたことを叶えられるように頑張ってください。
ありがとうございました!