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ホーム > 映像関係者の声 > 監督インタビュー > 『相棒』シリーズの和泉聖治監督が、総部数550万部を超える本格ミステリーを映像化!

『相棒』シリーズの和泉聖治監督が、総部数550万部を超える本格ミステリーを映像化!

2016.06.02
監督
和泉聖治さん
今回、ロケ地が広島県福山市であることが最初から決まっていたと伺いました。福山市で撮影をされて、いかがでしたか?
今回、ロケ地が広島県福山市であることが最初から決まっていたと伺いました。福山市で撮影をされて、いかがでしたか?

 福山というのは原作者の島田荘司さんの出身地ですね。「映画で福山市を広めたい」という想いで島田さんに福山市長が相談を持ちかけたことから企画が始まったと伺っています。探偵・御手洗を福山に足を運ばせたのは、実は市長ではないかと(笑)。福山市は撮影の協力体制がすごく、市の方々が一丸となって作品を作ろうとする姿勢が伝わってきました。ロケ地候補を示してくださったり、交通整備をやってくださったりと、厚く〝おもてなし"されましたね。

原作は累計500万部を超えている大ヒット作品ですが、それに対して何か感じるところはありましたか?

 なにせファンが多い! それとミステリー、推理ですから「謎を解いていく」という物語なんですが、みんなもう原作を読んじゃっているので、犯人わかっちゃってるじゃないですか(笑)。それを映像化していく難しさというのは、ありますね。原作が推理とかミステリーだと難しいですよね。また違った角度で撮ろうと思いますが、あまり外れると熱狂的なファンの方に、えらい怒られますからね(笑)。

主演の玉木宏さんは原作のイメージを壊すことなく御手洗を演じられていましたね。

 脚本を読みながら「御手洗ってのはどんな人か」と思い浮かべるんですね。でも読めば読むほど「演じられる役者がいるかな?」と(笑)。でも、原作者の島田先生が「玉木さん以外考えられない!」と仰る。半信半疑で玉木さんに会った時に、一瞬ぱっと彼を見た時に「あ、なるほどな」と納得しました。そこは原作者とまったく気持ちが違わずに良かったと思います。玉木さんはすでに御手洗を演じているというか、御手洗を作り上げている状態だったので、すごく説得力がありました。

撮影中は玉木さんとどのようにコミュニケーションを取られましたか?

 撮影の時は親しくなりすぎてもダメだと思ったので、少し距離感を持っていました。だって「おはようございます」と入ってきたときから御手洗なんです。玉木さんじゃないんですよ(笑)。監督として玉木さんにあまり接近しちゃ、ダメでしょう(笑)。彼のことはあまり知りすぎると良くないな、と思いました。だから、ある一定の距離感で最初から最後まで撮影をしていましたね。だから主役に関しては「御手洗が現れて、撮った」だけですね。

映画オリジナルキャラクターの小川みゆき役の広瀬アリスさんはいかがでしたか?

 広瀬アリスさんと『相棒』でご一緒した時には、真冬に富士の裾野を流れる川で撮影をしたのですが、とても根性がある子だなと。大人っぽく落ち着いているけど、今回は明るさを前面に出してもらい、はなまるの演技を見せてくれました!

これから作品をご覧になる方にメッセージをお願いします。

 福山市の魅力をスクリーンで感じていただき、そして実際に足を運んでもらえたら嬉しいですね。僕自身も撮影が休みの日にはあちこち巡りましたが、島の高いところから俯瞰して海を眺めると、穏やかな海が秘める神秘的なパワーが伝わってきます。さらにバラが有名な福山市の街は美しく、駅のホームから見えるほど近くに福山城があったり、多くの作品のロケ地になっている鞆の浦もあります。舞台となる瀬戸内海のエネルギーをぜひ感じ取って欲しいです。

今回、ロケ地が広島県福山市であることが最初から決まっていたと伺いました。福山市で撮影をされて、いかがでしたか?
今回、ロケ地が広島県福山市であることが最初から決まっていたと伺いました。福山市で撮影をされて、いかがでしたか?

 福山というのは原作者の島田荘司さんの出身地ですね。「映画で福山市を広めたい」という想いで島田さんに福山市長が相談を持ちかけたことから企画が始まったと伺っています。探偵・御手洗を福山に足を運ばせたのは、実は市長ではないかと(笑)。福山市は撮影の協力体制がすごく、市の方々が一丸となって作品を作ろうとする姿勢が伝わってきました。ロケ地候補を示してくださったり、交通整備をやってくださったりと、厚く〝おもてなし"されましたね。

原作は累計500万部を超えている大ヒット作品ですが、それに対して何か感じるところはありましたか?

 なにせファンが多い! それとミステリー、推理ですから「謎を解いていく」という物語なんですが、みんなもう原作を読んじゃっているので、犯人わかっちゃってるじゃないですか(笑)。それを映像化していく難しさというのは、ありますね。原作が推理とかミステリーだと難しいですよね。また違った角度で撮ろうと思いますが、あまり外れると熱狂的なファンの方に、えらい怒られますからね(笑)。

主演の玉木宏さんは原作のイメージを壊すことなく御手洗を演じられていましたね。

 脚本を読みながら「御手洗ってのはどんな人か」と思い浮かべるんですね。でも読めば読むほど「演じられる役者がいるかな?」と(笑)。でも、原作者の島田先生が「玉木さん以外考えられない!」と仰る。半信半疑で玉木さんに会った時に、一瞬ぱっと彼を見た時に「あ、なるほどな」と納得しました。そこは原作者とまったく気持ちが違わずに良かったと思います。玉木さんはすでに御手洗を演じているというか、御手洗を作り上げている状態だったので、すごく説得力がありました。

撮影中は玉木さんとどのようにコミュニケーションを取られましたか?

 撮影の時は親しくなりすぎてもダメだと思ったので、少し距離感を持っていました。だって「おはようございます」と入ってきたときから御手洗なんです。玉木さんじゃないんですよ(笑)。監督として玉木さんにあまり接近しちゃ、ダメでしょう(笑)。彼のことはあまり知りすぎると良くないな、と思いました。だから、ある一定の距離感で最初から最後まで撮影をしていましたね。だから主役に関しては「御手洗が現れて、撮った」だけですね。

映画オリジナルキャラクターの小川みゆき役の広瀬アリスさんはいかがでしたか?

 広瀬アリスさんと『相棒』でご一緒した時には、真冬に富士の裾野を流れる川で撮影をしたのですが、とても根性がある子だなと。大人っぽく落ち着いているけど、今回は明るさを前面に出してもらい、はなまるの演技を見せてくれました!

これから作品をご覧になる方にメッセージをお願いします。

 福山市の魅力をスクリーンで感じていただき、そして実際に足を運んでもらえたら嬉しいですね。僕自身も撮影が休みの日にはあちこち巡りましたが、島の高いところから俯瞰して海を眺めると、穏やかな海が秘める神秘的なパワーが伝わってきます。さらにバラが有名な福山市の街は美しく、駅のホームから見えるほど近くに福山城があったり、多くの作品のロケ地になっている鞆の浦もあります。舞台となる瀬戸内海のエネルギーをぜひ感じ取って欲しいです。

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