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ホーム > 映像関係者の声 > 監督インタビュー > 自分のビジョンをしっかり持って/チームでつくる映画の醍醐味

自分のビジョンをしっかり持って/チームでつくる映画の醍醐味

2015.03.30
映画監督
古澤 健さん
浜松のホテルを貸しきって撮影をした映画『クローバー』。ホテルに勤めるドS上司と部下の胸キュンなラブストーリーを描いた本作について、古澤健監督と主演・武井咲さんにお話を伺いました。
映画『クローバー』は、どんな方に見てほしい作品ですか?

古澤監督:僕は結構恋愛映画が好きで、一人でも観に行くのですが、劇場で女の子たちがグループで来ていて、キャーキャー言いながら見ている様子が、すごく好きなんです。僕もその場で一緒になってキャーキャー言いたいなっていう(笑)。
恋愛映画の楽しさって、友達の恋愛を応援している感じというか、気付いたらスクリーンの中の登場人物がクラスメイトとか、自分の同僚とか、幼馴染とかそういう風に見えてきて、その人が笑うと嬉しくなったり、辛いと一緒に悲しくなったりすることだと思います。
僕としてはみんなでワイワイ言いながら楽しんでもらって、みんなが帰った後に、みんなには言えないけど、私実はここにぐっとくるんだよねっていうのを一人で味わうというか。そういう感じで見てもらえるといいなと思います。

 

武井さん:私は沙耶ちゃん(武井咲)と柘植さん(大倉忠義)が仲良くしていたり喧嘩しているのを覗き見しているようで、まるで他人の手紙を読んでしまったような気分になりました。今回は四角関係が出てくるのでそれぞれの感情に共感できる部分もあると思います。それに男の子から見ても、「俺もランキング付けされているのかな?」とか(笑)。女の子目線ではありますけど、その部分も楽しんでもらえると思います。だからこっそりお家で観て欲しいし、友達と観て恋愛話で盛り上がって欲しいです。

今回、浜松をロケ地にされたということで、中でもホテルのシーンが印象的です。ロケ地での思い出を教えてください。

浜松で印象に残ったのは、現地の方々が映画の撮影に協力的だったこと。エキストラの方で何回も参加してくださる方や差し入れもいただいて、浜松の方に縁の下の力持ちになってもらいましたね。

物語の舞台となったホテルは、リアルなものにかなうものはないので、ロケで探していて、いろいろとホテルを見た中で、「オークラアクトシティホテル浜松」に決めました。

 

芝居の上で、ホテルに勤めている人の仕草とか、言葉遣いなど、台本をチェックしてもらい、わからないところがあったら、芝居の糊代の部分でアドバイスをいただくなど非常に協力していただきました。

 

ホテルって、24時間営業しているじゃないですか。その中で僕ら撮影隊を本当に快く、やりたいようにやっていいよ、と全面的に協力してくださいました。

 

浜松ロケのクランクアップのとき、僕らにいつも付き添って交渉してくださったホテルの担当の方に「営業中なのに無理言って迷惑をおかけして」と言ったら、「私はこの撮影中はこのホテルの従業員ではなく、古澤組の一員でした」と言ってくださって……。チーフ助監督と二人で泣きそうになりました。

 

監督が撮影を行う上で一緒に働きたいと思うスタッフとは、どのような方ですか?

自分でちゃんとクリエイティブな発想ができるというか、我の強い人の方がいいですかね。

きちんとコミュニケーションがとれるけど、自分なりのビジョンを持っていて「なんで自分はこの仕事をしているんだろう」とわかっている人がいいです。

自分はこういう映画を見たいんだとか、こういうのを作りたいんだっていうはっきりしているビジョンがある人と仕事したいと思いますね。

僕一人の発想だとA=Aにしかなりませんが、みんなと一緒に共同作業をしながら、このチームだからこそ出来上がる何かを見つけられると良いなと思っています。

今まで組んできたスタッフは、柔軟にいろんな意見を出し合う人たちだったので、そういう意味で映画づくりの醍醐味を味わえたと思います。

浜松のホテルを貸しきって撮影をした映画『クローバー』。ホテルに勤めるドS上司と部下の胸キュンなラブストーリーを描いた本作について、古澤健監督と主演・武井咲さんにお話を伺いました。
映画『クローバー』は、どんな方に見てほしい作品ですか?

古澤監督:僕は結構恋愛映画が好きで、一人でも観に行くのですが、劇場で女の子たちがグループで来ていて、キャーキャー言いながら見ている様子が、すごく好きなんです。僕もその場で一緒になってキャーキャー言いたいなっていう(笑)。
恋愛映画の楽しさって、友達の恋愛を応援している感じというか、気付いたらスクリーンの中の登場人物がクラスメイトとか、自分の同僚とか、幼馴染とかそういう風に見えてきて、その人が笑うと嬉しくなったり、辛いと一緒に悲しくなったりすることだと思います。
僕としてはみんなでワイワイ言いながら楽しんでもらって、みんなが帰った後に、みんなには言えないけど、私実はここにぐっとくるんだよねっていうのを一人で味わうというか。そういう感じで見てもらえるといいなと思います。

 

武井さん:私は沙耶ちゃん(武井咲)と柘植さん(大倉忠義)が仲良くしていたり喧嘩しているのを覗き見しているようで、まるで他人の手紙を読んでしまったような気分になりました。今回は四角関係が出てくるのでそれぞれの感情に共感できる部分もあると思います。それに男の子から見ても、「俺もランキング付けされているのかな?」とか(笑)。女の子目線ではありますけど、その部分も楽しんでもらえると思います。だからこっそりお家で観て欲しいし、友達と観て恋愛話で盛り上がって欲しいです。

今回、浜松をロケ地にされたということで、中でもホテルのシーンが印象的です。ロケ地での思い出を教えてください。

浜松で印象に残ったのは、現地の方々が映画の撮影に協力的だったこと。エキストラの方で何回も参加してくださる方や差し入れもいただいて、浜松の方に縁の下の力持ちになってもらいましたね。

物語の舞台となったホテルは、リアルなものにかなうものはないので、ロケで探していて、いろいろとホテルを見た中で、「オークラアクトシティホテル浜松」に決めました。

 

芝居の上で、ホテルに勤めている人の仕草とか、言葉遣いなど、台本をチェックしてもらい、わからないところがあったら、芝居の糊代の部分でアドバイスをいただくなど非常に協力していただきました。

 

ホテルって、24時間営業しているじゃないですか。その中で僕ら撮影隊を本当に快く、やりたいようにやっていいよ、と全面的に協力してくださいました。

 

浜松ロケのクランクアップのとき、僕らにいつも付き添って交渉してくださったホテルの担当の方に「営業中なのに無理言って迷惑をおかけして」と言ったら、「私はこの撮影中はこのホテルの従業員ではなく、古澤組の一員でした」と言ってくださって……。チーフ助監督と二人で泣きそうになりました。

 

監督が撮影を行う上で一緒に働きたいと思うスタッフとは、どのような方ですか?

自分でちゃんとクリエイティブな発想ができるというか、我の強い人の方がいいですかね。

きちんとコミュニケーションがとれるけど、自分なりのビジョンを持っていて「なんで自分はこの仕事をしているんだろう」とわかっている人がいいです。

自分はこういう映画を見たいんだとか、こういうのを作りたいんだっていうはっきりしているビジョンがある人と仕事したいと思いますね。

僕一人の発想だとA=Aにしかなりませんが、みんなと一緒に共同作業をしながら、このチームだからこそ出来上がる何かを見つけられると良いなと思っています。

今まで組んできたスタッフは、柔軟にいろんな意見を出し合う人たちだったので、そういう意味で映画づくりの醍醐味を味わえたと思います。

作品情報
映画『クローバー』

有名ホテルで働く新人OL鈴木沙耶(武井咲)は、初恋の人が忘れられない恋愛オンチな女の子。職場では超イケメン&仕事もできるが、性格がドSな上司・柘植暁(大倉忠義)に毎日叱られてばかり。でもその柘植から、いきなりの告白!? 戸惑いながらも会社には内緒で交際を始める2人だったが、沙耶の初恋の人・ハルキ(永山綾斗)や、柘植に猛アプローチを仕掛ける社長令嬢・栞(夏菜)が現れる・・・。

 

映画『クローバー』豪華版DVD

出演:武井咲、大倉忠義、永山絢斗、夏菜、上地雄輔 ほか

発売・販売元:TCエンタテインメント

価格:6,264円(税込)/発売中

©2014映画「クローバー」製作委員会  ©稚野鳥子/集英社

DVD&Blu-ray情報はコチラ

 

古澤健 (ふるさわ・たけし)

1972年生まれ、東京都出身。『ドッペルゲンガー』(02)の脚本などさまざまな経験を積み、沢尻エリカ主演『オトシモノ』(06)で本格監督デビュー。『今日、恋をはじめます』(12)や『ルームメイト』(13)など、スリラー系から甘い恋物語まで幅広く手掛ける。

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