MENUCLOSE
掲載のご依頼 メルマガ登録 制作会社様へ お気に入りリスト よくあるご質問
会員登録 ログイン
ホーム > 映像関係者の声 > 制作者インタビュー > トップランナーインタビュー!日テレアックスオン(AX-ON) チーフプロデューサー佐藤悌さん ②

トップランナーインタビュー!日テレアックスオン(AX-ON) チーフプロデューサー佐藤悌さん ②

2014.05.22
プロデュース部
株式会社日テレアックスオン(AX-ON) 制作2部 チーフプロデューサー
佐藤 悌 さん
代表的な作品
バラエティ番組『世界まる見え!テレビ特捜部』
日本テレビ系列で、毎週月曜日の19:56 ~20:54に放送されている教養バラエティ番組。放送開始から20年以上経過している長寿番組である。
Q日テレアックスオン(AX-ON)はどんな会社ですか?
テレビ番組や映画、さらにはCM、VP、字幕などあらゆる「映像コンテンツ」を制作する会社です。おそらく日本で一番従業員が多い制作会社ではないかと思います。「質と量」でナンバーワンになるということが、今一番の目標です。
Q“質”とは、具体的にどういうものですか
これだったらアックスオンに任せたいっていうブランドを確立することです。
弊社の特徴として《企画戦略センター》というのがあります。外部から番組企画の情報をもらってきて、社員が挙げた企画を番組にプレゼンしてくれるような部署です。僕はその存在が大きいと思っています。
株式会社日テレアックスオンというのが弊社の正式名称なのですが、名刺に「AX-ON」と書いてありますよね。なぜかというと、日本テレビグループの一員として日本テレビの番組を作るだけではなく、外資を稼いでいくことも目指しています。外資に向けた時、日テレという冠が外れてこの「AX-ON」というのが意味をもちます。
Qすごく素敵な会社ですね!どんな採用をされているのですか?
東京だけでなく、大阪でも説明会をしっかりやっています。ただ、みんな「いい会社だ」って入ってくれた後に、いかに幻滅させないかというのも大事です。入った後「やっぱりいい会社だな」と思ってもらうのが責任でもあると思うので。
また、新人と中途の割合では、新人の方が多いです。中途は、本当に即戦力になる方です。うちのそういうメンバーはすごいですよ。その人にご指名で番組がきたりします。例えば、中京テレビ製作の人気クイズ番組『サルヂエ』の総合演出をしていたディレクターが、今当社で活躍しています。
Q中途採用には、どのような道があるのですか?
2通りあります。AX-ON社員の推薦で試験を受けるのと、当社からの募集に自ら応募頂いた方です。例えば先程、話が出たサルヂエの総合演出は、スタ-クリエイターという枠で中途入社しました。
Qスタークリエイターとは?
いわゆるクリエイターの中のスターということですね。その人はやっぱり一緒にやっていて「すげえな」と思わせられます。
Qそういった方々は、企画を考える立場の方ですか?
企画も演出もします。プロデューサーさんも入ってきていますよ。そしてその方をプロデューサーにしたいというドラマの案件がくる、という。
Qスタークリエイターの下で新人さんが育っていくことも見込めますね。
そうですね。さっき言った元サルヂエ総合演出のスタークリエイターの下で仕事しているADさんは「勉強になる」って。「ここの再現は撮っていいよ」と任せてもらったりするじゃないですか。日本テレビ開局60年特別番組『ビートたけしの超訳ルーヴル』の再現撮らせてもらってやっぱり嬉しかったって。モチベーションもあがりますよね。人によりますが、4~5年目ぐらいがちょうどADからディレクターにあがるくらいの時期です。
QADからディレクターになるポイントは、例えばどんなところですか?
いろいろなパターンがあり、運もあります。例えば、番組の上の人たちがずっと動かなかったら上にはいけないですよね。ADは、ある程度上に行ったらまずPR(15秒位の番宣VTR)を任せてもらえます。上手く出来たら「面白いの作るね」って周りに認められる。それでディレクターが足りないってなったらじゃあやらせてみようか、ってなることも多いし、強引にもう5年目だからなんかやらせなきゃという場合もあります。でもPRを作り始めるともう道はだいぶ開けてきたな、という段階ですかね。
Qでは、PRを任せてもらえた!というのはひとつ、モチベーションが上がりますね。
不安と、プレッシャーもね。PRって短い尺の中で面白く観たくなるように作らないといけないのでとても難しいと思います。
Q御社を志望される方は、どんな傾向が強いでしょうか。
ドラマ志望の人が多いと聞いています。アックスオンにドラマ部があるからだと思いますけど。あとは字幕とか。耳の不自由な方のための字幕放送を作成している部署です。この前入社式に立ち会ったのですが、入社前決意を述べるところで「私の身内に耳の不自由な方がいて、そういう方のために私は字幕部に配属していただいたら、そういうことがやりたい。」って言っている方もいました。
制作って華やかな感じしますけど、でも字幕の部署はすごいことやっていると思います。
Qずばり、御社に欲しいなぁと思うのはどんな人ですか?
僕は面接する時、一緒に編集作業に入ったら、どんな感じだろうというのを思い浮かべながら話します。もしアシスタントだったら、どんな風に仕事をしてくれるか、どんな思いやりをもっているか。それでこの人とやりたいな、と思ったら○をつけます。もう縁ですよね。例えば、「朝起きたら間に合わないっていう時にどうしますか」などの質問をします。僕は元々ディレクターなので、「もし僕がすごく疲れていたら何買ってきてくれる?」とか。そんなことを聞いていくうちに、実は答えよりもそのやり取りの中で相手の人間性を感じていくような感じですね。また、社会人としての基本はちゃんとしてほしいなと思うので、挨拶はやっぱり一番大事ですよ。クリエイターである前に人間だし。その基本の部分はちゃんとしていてほしいなと思います。

貴重なお話を、ありがとうございました。

株式会社日テレアックスオン(AX-ON)制作2部チーフプロデューサー佐藤 悌さんのインタビュー①はこちら→http://locanavi.com/voi/interview007/
撮影に協力的な企業・地域を
無料で紹介!
宣伝やイメージアップを目的とした、撮影に積極的な企業・施設のみ掲載しているため、
最も大変な最初の撮影許可交渉が不要で、時間短縮やコストカットにつながります。