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制作者インタビュー! イメージフィールド株式会社 岡田拓也さん

2013.11.06
制作部
イメージフィールド株式会社
岡田拓也 さん
代表的な作品
映画『バベル』・『デトロイト・メタル・シティ』・『新宿インシデント』
Qロケの候補地というのは、普段どのようにして探されているんですか?
もちろんロケなび!はその都度チェックさせてもらっています。

毎回、新たな物件が増えていて参考になりますね。
また時間がある時には、作品の依頼に関わらず会社の名刺を持って探しに出かけますね。目ぼしい物件を見つけては、「いつか作品を撮る時に協力していただけませんか?」と話をしに行ったり。
ロケハンの移動中にも、他にも特徴的な物件がないか探しながら動いています。気になる物件があると「今度行ってみよう」と覚えておきます。プライベートの時間でも、町を歩いていてふと周りの建物が気になってしまい、ついつい「ここは使えそうだ」と思ってしまいます。これは一種の職業病でしょうね(笑)。
Qロケ地探しで心がけていることはどんなことでしょう?
念頭に置いているのは、監督のイメージ通りのロケ場所を見つけ、そこでいかに円滑に撮影を進められるか、良い作品ができるかどうかということです。そのためには、事前の交渉と確認をどれだけ出来ているかがポイントですよね。
よくいらっしゃるのが、実際ロケ隊が来てみたらあまりに大掛かりで驚いたという方。そのようなことにならないよう、いかに事前にギャップを穴埋めしておけるか。「車も10台くるし、スタッフも60人くらい来て、朝から晩までわいわいがやがや撮影が行われて大掛かりなことなんですよ」、ということをどれだけ周知できるかですね。
画的にいい場所を見つけることだけではなく、現実的にそこで撮影をするということに対して、いかに話を詰めていくかというのが私たちの仕事なんです。
Qロケが行われたことのない場所だと、クレームなどトラブルに発展する心配もあると思うのですが、何か対策をされていますか?
ロケの前には必ず挨拶周りをしますね。ロケで使う範囲の住民の方に挨拶したり、あと、どこまで挨拶して良いか分からないような時には、先にその町の町会長さんに挨拶に行くんですよ。それで「どの辺りまで挨拶した方が良いでしょうか?」と訊くこともあります。 ただそれでも、道路で撮影するときに通行止めにしていて、たまたま通りかかった方から警察に通報されてしまったりとトラブルが起こってしまうケースもあります。
そのようなことが起こってしまった際には、その後も改めてご迷惑をおかけしてしまった方への謝罪に必ず出向きます。
ロケ隊って一般の方からすると全部同じに見えるじゃないですか。一つマナーの悪いロケ隊がいると、それだけでロケ隊が全部悪いイメージになってしまう。
だから少なくとも、自分たちがロケをするときにはちゃんとルールに則ってやっています。業界全体がそういうふうに見られるのは嫌なので、まず自分たちがしっかりやろうと。
Q挨拶周りをはじめとして、ロケ受入側との関係作りをしっかりされているんですね。
そうですね。ロケ現場では予期しないことがよく起こるので、いかにそこで対応できるかということと、いかにリカバーできるかというのが重要だと思います。撮影が終わったあとに、「あの人たちはしっかりしてたな」と言われたら、お互いに気持ち良いですよね。
例えばロケ地として使わせていただいた施設の方には、映画だったら公開日、テレビだったら放映日はしっかりお伝えします。特にお世話になった方の場合には、試写のチケットをお渡しすることもありますね。
『新宿インシデント』も、上野のアメ横全体を使って撮影して、街全体にご協力いただいたんですよ。試写会にもご招待しました(笑) たくさんご協力をいただいた場合、こちらの感謝の気持ちを誠心誠意伝えるようにしています。
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