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ホーム > 映像関係者の声 > 監督インタビュー > 十数年ぶりのロケハンが実った念願のロケ地。新たな内村光良ワールドに愛すべきニューヒーロ―が誕生!

十数年ぶりのロケハンが実った念願のロケ地。新たな内村光良ワールドに愛すべきニューヒーロ―が誕生!

2016.11.17
映画監督
内村光良さん
がむしゃらに立ち上がる泉一の姿からがんばる勇気を持って帰ってほしい
がむしゃらに立ち上がる泉一の姿からがんばる勇気を持って帰ってほしい

 11年に一人舞台を上演した時から、映画にしたいという思いがありました。『ボクたちの交換日記』(13)の公開翌日には、初稿脚本を書き上げて「これやりたいです」ってプロデューサーに伝えていましたね。お蔵入りになりかけたり二転三転ありましたが、10回くらい書き直してようやく今の形になりました。脚本作りの終盤の頃に連載小説のお話をいただいてビックリしましたけど(笑)、同時にやれたことで相乗効果がありました。

 

 泉一のパートナー、頼子役は意外性のある人に演じて欲しくて、木村多江さんで笑わせたいなと思ったんです。漫才のシーンでは、彼女すごくナーバスになっていて震えてましたね(笑)。本当によくやってくれました。今回、たくさんの方に出演をお願いしましたが、ありがたいことにみんなワンシーンでも快諾してくれて。お客さんを最後まで飽きさせないような作戦を立てることができました(笑)。

すべてバラバラに撮っていますが、秋の撮影でデイシーンが多かったので、日暮れとの闘いでしたね。 主人公は、お笑い一本でやってきた自分とは真逆のいろんなことに挑戦するキャラクターです。僕自身そんな彼に憧れを持って演じました。挫折してもまた立ち上がる。彼の生き生きしている姿を観て「俺もがんばろうろうかな」と思ってもらえたら嬉しいですね。

 

 

 

 

 

並ぶとまるで親子!?本人たちも納得の2人1役

-物語の主人公、秋田泉一を内村監督と知念侑李さんが2人1役で演じていることでも話題の本作。

「僕の若い頃を誰に演じてもらうのがいいか、自分でも決めかねていたんです。ある日“知念”の名前が出てきて、そこからイメージが膨らんでいきました。親子みたいと言われたこともあり、共演歴も長いので意思の疎通もしやすかった」と知念さんに全幅の信頼を寄せる。「身体能力が高く勘もいい、覚えも早かったから短い撮影期間ですごく助かりました」。土屋太鳳さんとのダンス、高校の文化祭“坂本龍馬”の一幕も見ものだ。「自分も昔は運動神経がよかった。そういう若い部分を彼に託したんです(笑)」

地元で“聖域”と呼ばれる美しいビーチ

-数多くのロケ地の中でも遠方となったのが“太平洋横断”で泉一が流れ着く無人島。沖縄県の中でも地元民が“聖域”と呼ぶ、美しい海が印象的な百名ビーチで撮影された。

「最初は、危うくお台場になりかけたんですけど(笑)制作部さんががんばってくれて。天気にも恵まれて、ボートも用意していただいたり、本当にいい所で。地元のグルメを味わう機会がなかったのは、残念でしたね」

十数年ぶりのロケハンが実った念願のロケ地

-舞台版に続き映画でも泉一の地元となるのが、長野県塩尻市。内村監督と塩尻との出会いは意外なところにあった。

「31、2歳の頃、深夜のドキュメンタリー番組で紹介していた塩尻の東座という映画館でがんばる人たちの話に感動して、一人で塩尻を旅したことがあるんです。いつかここで映画を撮りたいと、その記憶がずっと残っていました。最近ロケハンで再び塩尻を訪れた時、駅の周りは区画整理できれいに変わっていたのですが、東座だけはしっかり残っていて嬉しかったですね。劇中にも泉一の大切な思い出の場所として登場させていただきました」

DL列車にこだわった上京シーン

「田舎者には上京は大きなこと。自分も熊本からディーゼル車で上京したので、そこにはこだわりました」そう監督が語るシーンに登場するのが、千葉県を走る小湊鉄道だ。「五井駅の雰囲気が塩尻の駅に近かったんです。現代的な看板を車両で隠してくれたり、協力的で助かりました」

 

 

がむしゃらに立ち上がる泉一の姿からがんばる勇気を持って帰ってほしい
がむしゃらに立ち上がる泉一の姿からがんばる勇気を持って帰ってほしい

 11年に一人舞台を上演した時から、映画にしたいという思いがありました。『ボクたちの交換日記』(13)の公開翌日には、初稿脚本を書き上げて「これやりたいです」ってプロデューサーに伝えていましたね。お蔵入りになりかけたり二転三転ありましたが、10回くらい書き直してようやく今の形になりました。脚本作りの終盤の頃に連載小説のお話をいただいてビックリしましたけど(笑)、同時にやれたことで相乗効果がありました。

 

 泉一のパートナー、頼子役は意外性のある人に演じて欲しくて、木村多江さんで笑わせたいなと思ったんです。漫才のシーンでは、彼女すごくナーバスになっていて震えてましたね(笑)。本当によくやってくれました。今回、たくさんの方に出演をお願いしましたが、ありがたいことにみんなワンシーンでも快諾してくれて。お客さんを最後まで飽きさせないような作戦を立てることができました(笑)。

すべてバラバラに撮っていますが、秋の撮影でデイシーンが多かったので、日暮れとの闘いでしたね。 主人公は、お笑い一本でやってきた自分とは真逆のいろんなことに挑戦するキャラクターです。僕自身そんな彼に憧れを持って演じました。挫折してもまた立ち上がる。彼の生き生きしている姿を観て「俺もがんばろうろうかな」と思ってもらえたら嬉しいですね。

 

 

 

 

 

並ぶとまるで親子!?本人たちも納得の2人1役

-物語の主人公、秋田泉一を内村監督と知念侑李さんが2人1役で演じていることでも話題の本作。

「僕の若い頃を誰に演じてもらうのがいいか、自分でも決めかねていたんです。ある日“知念”の名前が出てきて、そこからイメージが膨らんでいきました。親子みたいと言われたこともあり、共演歴も長いので意思の疎通もしやすかった」と知念さんに全幅の信頼を寄せる。「身体能力が高く勘もいい、覚えも早かったから短い撮影期間ですごく助かりました」。土屋太鳳さんとのダンス、高校の文化祭“坂本龍馬”の一幕も見ものだ。「自分も昔は運動神経がよかった。そういう若い部分を彼に託したんです(笑)」

地元で“聖域”と呼ばれる美しいビーチ

-数多くのロケ地の中でも遠方となったのが“太平洋横断”で泉一が流れ着く無人島。沖縄県の中でも地元民が“聖域”と呼ぶ、美しい海が印象的な百名ビーチで撮影された。

「最初は、危うくお台場になりかけたんですけど(笑)制作部さんががんばってくれて。天気にも恵まれて、ボートも用意していただいたり、本当にいい所で。地元のグルメを味わう機会がなかったのは、残念でしたね」

十数年ぶりのロケハンが実った念願のロケ地

-舞台版に続き映画でも泉一の地元となるのが、長野県塩尻市。内村監督と塩尻との出会いは意外なところにあった。

「31、2歳の頃、深夜のドキュメンタリー番組で紹介していた塩尻の東座という映画館でがんばる人たちの話に感動して、一人で塩尻を旅したことがあるんです。いつかここで映画を撮りたいと、その記憶がずっと残っていました。最近ロケハンで再び塩尻を訪れた時、駅の周りは区画整理できれいに変わっていたのですが、東座だけはしっかり残っていて嬉しかったですね。劇中にも泉一の大切な思い出の場所として登場させていただきました」

DL列車にこだわった上京シーン

「田舎者には上京は大きなこと。自分も熊本からディーゼル車で上京したので、そこにはこだわりました」そう監督が語るシーンに登場するのが、千葉県を走る小湊鉄道だ。「五井駅の雰囲気が塩尻の駅に近かったんです。現代的な看板を車両で隠してくれたり、協力的で助かりました」

 

 

作品情報
映画『金メダル男』

(STORY)

東京オリンピックで日本中が沸いていた1964年に、長野県塩尻市で生まれた秋田泉一(内村光良)。小学校時代に徒競走で1等賞に輝いたことをきっかけに、一番になることの素晴らしさを知った彼は、以来、絵画や書道、火おこしに鱒鮎のつかみ取り、大声コンテストに至るまでありとあらゆる1等賞をゲット。いつしか「塩尻の金メダル男」と呼ばれるまでになっていた。ところが中学に入学すると思わぬ落とし穴が…。1等賞からすっかり見放された泉一は、高校入学後に巻き返しを図るが、それは壮絶な七転び八起き人生のほんの始まりに過ぎなかった。

 

監督・原作・脚本・出演:内村光良

出演:知念侑李(Hey! Say! JUMP)、

木村多江、ムロツヨシ、土屋太鳳、

平泉成、宮崎美子、笑福亭鶴瓶 ほか

10月22日(土)より全国ロードショー

(C)「金メダル男」製作委員会

 

内村光良(うちむら・てるよし)監督

1964年生まれ、熊本県出身。お笑い芸人として第一線で活動を続け、映画や舞台でも活躍する。監督・脚本を手掛けた作品は『ピーナッツ』(06)、『ボクたちの交換日記』(13)。

主な出演作に『七人のおたく』(92)、『恋人はスナイパー 劇場版』(04)、『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』(15)など。TVドラマ、バラエティ番組と幅広く活躍し、レギュラー番組も多数。

 

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